家を売るのではなく、その先の暮らしを考える。グッドライフ工務店・武田晴輝の家づくり
2026.07.11
Relay From 荻原農園の荻原和博さんからご紹介いただいたのは、有限会社武田建設の代表取締役であり、「グッドライフ工務店」として住宅事業を手がける武田晴輝さんです。
有限会社武田建設は、「グッドライフ工務店」として新築住宅の請負工事を手がけています。もともとは住宅の基礎工事を中心に、外構工事や土木工事を行ってきた会社でした。そこから2020年、武田晴輝さんは住宅事業へと舵を切ります。
きっかけは、会社として成長していくために、元請けとしてお客様と直接向き合う必要があると感じたこと。そしてもうひとつは、武田さん自身が「人と話すこと」「人とのつながり」を大切にしていたことでした。
家を売っている感覚ではない。その家で、これから何十年と続いていく暮らしを考える。グッドライフ工務店が大切にする家づくりと、地元で人が働き続けられる会社づくりについて伺いました。
基礎工事から、家づくりの元請けへ
Q. まず、現在のお仕事について教えてください。
A. グッドライフ工務店という名前で事業をしています。社名は、有限会社武田建設。事業内容としては、新築住宅の請負工事をメインに、建設業全般をやらせていただいています。
Q. 住宅事業を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
A. 住宅事業は2020年に始めたものですが、それ以前は武田建設として住宅の基礎工事をメインに、その他外構工事や土木工事をやっている会社でした。そこから転身して、今の業態をやらせていただいています。
会社として大きくしていきたいと思った時に、まずは住宅基礎や土木関係も含めてたくさん仕事を受注してこなしていくことを考えました。ただ、自分の体一つなのでそこには限界がある。自分はお客様とお話しすることも好きでしたし、人とのつながりも好きでしたので、基礎工事や土木工事よりも、建築の方に行く方が自分には合っているんじゃないかと。そこで住宅事業での事業拡大に舵をきり、よりお客様が笑顔でいられるところを目指した、というのがきっかけです。

家づくりの話から、社員や地域の話まで。言葉を選びながら、グッドライフ工務店として大切にしていることを話してくれた武田さん。
お客様の不安を、仕組みに変えた
Q. 住宅事業を始めてから、大変だったことはありますか?
A. 毎日が壁で、毎日が挫折ですね。なかでも、建築業を始めた初期にお客様に不安を感じさせてしまったことがありました。自分たちの未熟な部分が、お客様の不安につながってしまったんだと思います。ここでまた同じことを繰り返してはいけない。そう考えて、社内の営業や打ち合わせをシステム化していきました。お客様の不安や不満が生まれないように、営業や接客の流れを整えていったんです。
その視点でいけば、大変だったこととしてあまり覚えていないというか。自分の中では、勉強させていただいたという感覚が強いですし、その経験があったからこそ今の仕組みにつながっていると思っています。
家を売るのではなく、その先の暮らしを考える
Q. 家づくりで大切にしていることは何ですか?
A. 新築住宅をメインにやっていますが、基本的に弊社では、家を売っているという感覚はありません。よく「家づくりは幸せづくり」と言いますが、幸せを売っているつもりでやっています。
ただ家を売るのではなくて、その先の生活を考えています。その家、住宅、マイホームで、これから先の何十年というお客様の生活があります。そこで笑顔が生まれるようにするためには、どういう提案がいいのか。それを常に考えています。

お客様の不安を、次の仕組みに変えていく。住宅事業を始めてからの経験を、武田さんは一つずつ会社の形にしてきた。
SNSで見せたいのは、情報よりも人
Q. 最近はSNSでの発信にも力を入れている印象があります。
A. あれは苦手ですね。家づくりで思っていることや、考えていることを伝えたいというのはあります。でも一番は、人を知ってもらいたいということ。人に興味を持ってもらいたくて発信しています。
情報というより、「どんな人なのか」というところを、皆さん見ていると思うんです。住宅は高い買い物です。だからこそ、どんな人にお願いするのかが一番大きな障壁になると思っていて。ならばそこが見える化された方がいいと考えて、発信をしています。
Q. 発信する中で、難しさはありますか?
A. ありますね。自分では、話が回りくどくなってしまうところがあると思っています。人が好きと言いつつ、もともとすごく話す方でもないので、伝え方はまだ勉強中です。でも、だからこそ見えるようにしていくことは大事だと思っています。家づくりを頼む時に、どんな人なのかが分かることは、お客様にとって安心につながると思うので。

お客様に喜ばれる接客をしている会社として7000社の中から選ばれた。(写真は本人提供)
女性が地元で働き、子育てできる会社へ
Q. これからの展望を教えてください。
A. 中野市の人口は、今4万人を切っているんですよね。1年で500人くらい減ることもあります。そんな中で、自社として何ができるかと考えた時に、地元で女性が活躍できる場所をつくっていくことが、一つの方法になるんじゃないかと思っています。
実は今年、新卒で女性が3人入社しています。その人たちに中野市を好きになってもらって、会社として安心して仕事をしながら子育てできる環境をつくることができれば。その人たちが中野市で子どもを産んでくれたら、少しずつ人口が増えるかもしれない。小さいことかもしれませんが、会社としてそういうことができればいいのかなと思っています。
編集後記
武田さんの話は、家づくりの話でありながら、最後は人の話として残りました。
お客様の暮らし、社員の働き方、地域で暮らす人。その先を考える姿勢が、グッドライフ工務店らしさなのだと思いました。
We Can
有限会社武田建設は、「グッドライフ工務店」として新築住宅の請負工事を中心に、建設業全般を行っています。
もともと住宅の基礎工事、外構工事、土木工事を行ってきた経験があり、その土台を活かしながら、現在は元請けとしてお客様と直接向き合う家づくりをしています。
家そのものだけでなく、その先にある暮らしを考えた提案ができます。
また、営業や打ち合わせの仕組み化、SNS等を通じた人柄や家づくりの考えの発信にも取り組んでいます。
We Want
家づくりの考えや、会社で働く人の魅力を、より分かりやすく伝えていきたいと考えています。
住宅事業、採用、SNS発信など、会社としての伝える力を高めることに関心のある方とつながれたら嬉しいです。
また、地元で働く人が増えるような会社づくりや、女性が安心して働き、子育てしながら続けられる環境づくりについて、一緒に考えていける方ともつながっていきたいです。
Next Relay
このバトンが、次へつながる。
ホテル一乃瀬 西澤寛樹さん
志賀高原のリゾートホテルの3代目で、奥さんのお兄さんでもあります。