湯本拓郎|人生の「一冊の本」を紡ぐ、北信の瞬間を刻むカメラマン

2026.05.17

カメラマン湯本拓郎氏。中野市北公園にて木漏れ日の下でカメラを持っている姿。

Relay From 今回は、野球チームの友人の小玉治駒さんからご紹介いただいた、湯本拓郎さんにご登場いただきます。

長野県の豊かな自然の中で、人生の節目や何気ない日常の輝きを写真に収める湯本拓郎さん。彼のレンズが捉えるのは、単なる風景や人物ではなく、その人、その家族にとってかけがえのない「一冊の本」のページとなる瞬間です。今回は、彼のカメラマンとしての原点、そして地域への熱い想いを深掘りします。

人生という物語を綴る「名脇役」に

Q. 湯本さんがカメラマンになられたきっかけや、現在のお仕事の概要について教えていただけますか?

A. はじめは、長野の雄大な自然や、こぼれ落ちそうなくらい綺麗な星空などを追い求めて、友人とカメラ片手に県内を駆け巡っていました。そんな噂を聞いた友人から「子どもが七五三だから、写真を撮って欲しい」と連絡があったんです。人を撮る経験は何回かあったものの、人生の節目を撮るのは初めてで、当日はかなり緊張していたと思います。でも、今思えば、あの日あの瞬間を撮らせてもらったことが、私のカメラ人生の大きな転換期でした。それから、もっと幸せがあふれるシーンを撮りたい!と思うようになり、今はかけがえのない瞬間を残すお手伝いをさせていただいています。

人生という“1冊の本”の、大切な1ページ。七五三の撮影が、湯本さんにとって大きな転機になった。

一枚の写真に込める、人生の哲学

Q. お仕事をする上で、特に大切にされている「こだわり」や「哲学」があればお聞かせください。

A. 私は「人生は1冊の本」という言葉を大切にしています。よく目にする、使い古された言葉にも思えるかもしれませんが、この言葉を聞くと、私はあの七五三の日を思い出すんです。人生が1冊の本だとすると、その中身は、何気ない日常や節目などで構成されていますが、本人にとってはすべてが特別で大切な日です。それを写真という形で綴らせてもらえることは、本当に素敵なことだと感じています。その本の中で、カメラマンの名前は出てこないかもしれないし、記憶の片隅にしか残らないかもしれませんが、これから私は、たくさんの人たちの人生の1ページを綴らせてもらえる「名脇役」になりたいと思っています。

表情を全部写さなくても、その人たちらしさは残る。空気や距離感まで写そうとする、湯本さんらしい一枚。

壁を乗り越え、表現の深みへ

Q. これまでのカメラマンとしての活動の中で、最も印象に残っている「壁」や「挫折」は何でしたか?また、それをどのように乗り越えられたのでしょうか?

A. 自分の表現したいものが、なかなか写真として捉えきれていないと感じた時が、最大の壁でした。頭の中にあるイメージと、実際にレンズを通して切り取ったものとの間にギャップを感じ、もどかしい思いをすることも多かったです。しかし、幸運にも、師と仰ぐべき方との出会いがありました。その方から多くを学び、技術だけでなく、写真への向き合い方や哲学を深めることができたおかげで、その壁を乗り越え、成長することができました。

季節も、空気も、その時の感情も。写真は、あとから思い出せる「記憶の入口」になる。

北信地域への熱い想いと未来

Q. 最後に、湯本さんがこの北信地域で実現したい未来のビジョンをお聞かせください。

A. 仕事で関東や関西へ行く機会も多いのですが、やはり地方との活気の差を感じてしまうことがあります。もちろん人の多さも違うのですが、もっとこの北信地域を魅力のある街にしていきたいという強い想いがあります。私自身も「名脇役」として、地域で輝く人々の姿を写真に収めることで、その魅力を発信し、活気づくりに貢献していきたいです。

一枚一枚の写真に、被写体の人生への深い敬意と愛情を込める湯本さん。彼のレンズが捉えるのは、単なる記録ではなく、未来へと繋がる希望の光です。北信地域の「一冊の本」を彩る彼の挑戦は、これからも多くの人々の心に温かい光を灯してくれることでしょう。

We Can

お客様にとってかけがえのない瞬間や、人生の節目となる大切な一日を、写真という形で永遠に残すことができます。被写体の内面にある物語や、その場の空気感を丁寧に捉え、一枚一枚に想いを込めた作品を提供します。

We Want

地域を盛り上げようと新しい挑戦をしている同世代の経営者やクリエイターの方々と繋がり、共に刺激し合い、連携できる機会を求めています。

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美容室mont kannnaさん

地元の同級で、マンツーマン美容師をされています。